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ジャケット

ジャストサイズのジャケットを選ぶためには、次の5つのポイントが重要です。

肩幅

スーツは肩で着る、というほどに肩幅はサイズ選びの基本です。
スーツの肩傾斜が体の肩傾斜と合っており、肩先の収まりが良いかどうかをチェックしてください。肩幅が狭すぎると腕がはみ出て見え、反対に肩幅が広すぎると肩のラインが落ちてシワができやすくだらしない印象を与えます。

日本人は欧米人よりも肩が薄く猫背気味であるので、「前肩仕様」に仕立てられているジャケットのほうがフィットしやすいです。

袖

袖丈のジャストサイズは、腕を下ろしたときにシャツが1cmほど覗くものです。シャツ丈は親指の付け根と手首のくるぶしの中間ほどにくるため、そこからさらに1㎝ほど短い袖丈を意識しましょう。

胸

胸周りが小さいと、衿が浮きやすくVゾーンがU字になって窮屈な印象に見えます。反対にゆったりし過ぎていると、生地にシワがよってだらしなく貧相な印象に見えるでしょう。

腹

ジャケットのボタンを閉めて、手のひらが滑り込む程度がジャストサイズです。最近はウエストラインが細く絞られたスーツを好む人が増えていますが、あまり細身にし過ぎると左右に引っ張られてシワができます。かえってウエストラインの太さを強調することになるので、絞りすぎに気を付けましょう。

一方で細身の体型や太さを隠そうと大きめのサイズを選ぶと、生地が余ってだらしない印象に見えます。

着丈

着丈は時代によって流行が移り変わりやすいですが、本来のジャストサイズはお尻がぎりぎり隠れる程度の長さです。着丈が短いとアクティブで若々しく見える一方で、ビジネスシーンには少し軽すぎる印象を与えるため、注意しましょう。

スラックス

スラックス選びでは、次の3つのポイントをチェックしましょう。

ウエスト

ウエストは、ベルトなしでも腰骨止まりで落ちてこない程度がジャストサイズです。正しいウエスト位置であるおへそのすぐ下で履いてウエストのジャストサイズを確かめてください。

また、ベルトを締めても布が余らないかどうかもチェックします。ゆるいスラックスは楽に履けますが、後ろにシワが寄ると見た目が美しくありません。

ヒップ

スラックスのサイズ合わせで重要なポイントは、ヒップサイズです。細身のシルエットが好きな場合でも、ヒップの形がわかるほどぴったりとしたスラックスは避けましょう。

反対にゆとりがあり過ぎると、生地が余ってシワが寄ります。

裾

ビジネスシーンで着用するスラックスは、裾口はシングルあるいはダブル仕上げがあり、裾の長さは裾の前が靴にあたって少したわむ程度の「ハーフクッション」を基準にチェックしましょう。

ウエストの際にお話ししたように、本来履くべき位置はおへそのすぐ下です。男性の多くはスラックスを上げ過ぎて履いている傾向にあります。採寸時にテーラーと相談してジャストサイズで仕立ててもらったのに短い…と感じる場合は、ウエストの位置を確かめてください。
腰に引っ掛けるように履くと、ヒップラインも強調されずかっこよく履きこなせます。

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